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Paolo Castello

Violin Maker  c.1750-1780
GenoaItaly

パオロ・カステッロは18世紀中頃にジェノヴァで中心的な役割を果たした3人の製作家の内の一人である。他の二人は、ジャコボ・コルダーノとジュゼッペ・カヴァレリで、3人全員がジェノヴァ派の始祖であるベルナルド・カルカーニの影響を受けているものの、カステッロはほとんど独学で製作を学んだ様である。
 
パフリングの幅や洗練さに欠けるモデルなど、彼の技術はしばしば不器用だと評されるが、極めて繊細なf字孔はその欠点をすっかり補ってしまう程良くできている。カステッロの完成度よりも製作スピードを重視して製作されたというべきスクロールは、彼が廉価楽器の市場需要を満たしていたことを示唆しているが、そのニスの品質は良く、彼に楽器製作の才能が無かった訳ではないことがわかる。