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1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
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きらきらと泳ぐシューベルトの「ます」

17年4月28・29日に開催した「久保陽子のシューベルト」。両日ともに満席を頂戴し、盛況のうちに終了いたしました。

ピアノに弘中孝先生、チェロに岩崎洸先生という豪華なゲストでお送りした本公演では、チェロ・コントラバスの芯のある暖かい低弦に、優雅に動くヴァイオリン・ヴィオラ、そしてピアノの旋律が乗り、ひとつの情景が流れるような音楽を奏でました。

ご来場いただきました皆さまに、改めて御礼申し上げます。

久保陽子のシューベルト」と題し、2017年を通して4回のサロンコンサートを開催してまいります。

この室内楽シリーズのために、およそ100年前に製作されたPLEYELのピアノを用意。弘中孝さんに選定いただきました。

今回はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノにコントラバスを加えた5重奏曲をメイン。シューベルトが自宅に友人を招いて開いた音楽夜会「シューベルティアーデ」のように、奏者と観客の双方が親密な空間で音楽を味わいます。

偶然、ご来店中だったヴァイオリニスト・三浦文彰さんが、リハーサルを聴いていかれるという、サプライズもありました。

演奏前には小室敬幸さんによるプレトーク。

シューベルトは弱冠18歳で歌曲「魔王」を作曲した天才であり、31歳で梅毒により亡くなったひとりの人間であったこと、また、ロマン派として位置付けられることが多い彼も、実はベートーヴェンの後半生と重なった時代を生きた、古典的な作曲家であるといえることなど、わかりやすくたのしいお話をいただきました。

次回はチェロに堀了介さん、ピアノに黒岩悠さんをお招きし、シューベルトのピアノ三重奏曲を予定しております。

文京楽器のサロンコンサート、今後もお楽しみに。