弦楽器メルマガ
BG Newsletters 配信中!
BG Newsletters に登録する登録する

日曜・月曜定休
Closed on Sundays & Mondays

10:30~18:30

112-0002 東京都文京区小石川2-2-13 1F
1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
Tokyo 112-0002 JAPAN

後楽園駅
丸の内線【4b出口】 南北線【8番出口】
KORAKUEN Station (M22, N11)
春日駅 三田線・大江戸線【6番出口】
KASUGA Station (E07)

文京楽器 夏の弦楽器フェア2024
企画展『時代を超える、匠の技』
〜モダン&スーパーモダン・ヴァイオリンの今〜

2024年7月27日 土曜日 - 8月3日 土曜日
@ 文京楽器ショールーム & SODA PLAZA
20世紀、21世紀を彩ってきた名工たちの作品は、単なる楽器ではありません。それは、歴史と伝統、そして未来への可能性が込められた芸術作品そのものです。
今回の展示会では、実際に彼らの楽器を手に取って、その質感や音色を確かめることができます。名工たちの魂の響きを、ぜひあなた自身の五感で感じ取ってください。ご試奏もいただけます。

 会期Ⅰ 文京楽器

期間:2024年7月27日(土)〜8月1日(木) ※日月定休
時間:10:30〜18:30
会場:文京楽器ショールーム
   〒112-0002 東京都文京区小石川2-2-13-1F
   Googleマップ

会期Ⅱ 特設会場 SODA PLAZA

期間:2024年8月2日(金)〜8月3日(土)
時間:8/2 11:00〜18:00
   8/3 15:00〜18:00
会場:SODA PLAZA
   〒112-0002 東京都文京区小石川2-3-19
   Googleマップ ※文京楽器より徒歩1分


・試奏は事前予約制といたします。こちらよりお申し込みください。
・試奏室をご希望の方は、お問合せの際にその旨をご記入ください(お一人様最大1時間まで)
・展示見学は自由にご覧いただけますのでお気軽にお立ち寄りください

<モダン・イタリアン ヴァイオリン>

希少価値の高まる「モダンイタリアン」

「モダンイタリアン」作品は、ストラディヴァリウスやグァルネリウスなどオールド名器のモデルと、地域や師匠から受けついだ伝統に基づいて製作されています。
楽器としてのポテンシャルの高さに加えて、その芸術性と将来性の高さから、世界中のトッププレイヤーや投資家から熱い視線を注がれています。中にはこの10年間のうちに市場価格が2倍以上に高騰している作品もあり、希少性の高さは増す一方。今回は、モダンイタリアン作品の中でも、マスターピースと呼ぶにふさわしい名工たちの作品を展示いたします。

カルロ・ビジャッキ

Violin
Carlo BISIACH
Florence / Italy
1923

~名門『ビジャッキ・ファミリー』の俊才が残したコレクター・ピース~

モダン・ミラノ派を隆盛に導いたビジャッキ家のなかでも、最も優れた製作技術を持つカルロ・ビジャッキ(1892-1968)。1920年頃にフィレンツェで工房を構え、父レアンドロから独立、ビジャッキの正統に基づく素晴らしい楽器を製作しました。この1927年製のヴァイオリンは、ビジャッキの代名詞=『アマテーゼ・ストラド』(*注)モデルで、カルロが好んだカエデ材を用いて製作された典型的な作品です。このヴァイオリンは、ほぼ未使用のコレクター・ピースで、ビジャッキ・ファミリーから直接購入したイタリアの一族から譲り受けました。洗練されたプロポーションから生み出される豊かな音量と華やかな音色が特徴的で、弾き込む程にその本領を発揮するコンサートヴァイオリンです。

*注:アマティに影響を受けていた1680年代のストラディヴァリウスのモデル

アンニバーレ・ファニョーラ

Violin
Hannibale FAGNOLA 
Turin / Italy
1931

~モダン・イタリアン・ヴァイオリンの最高峰=ファニョーラの『ル・メシー』⁉︎~

モダン・イタリアン・ヴァイオリンの最高峰、アンニバーレ・ファニョーラ(1865-1939)。イタリアらしい肉感的なフォルムと艶のあるニス。情熱的に歌いあげることができる優れた音響特性。ファニョーラのヴァイオリンは、日本で抜群の人気を誇ります。今回、私どもはファニョーラの『ル・メシー』(*注)とも言うべき、ミントコンディションのヴァイオリンを、世界的な弦楽器コレクター、ジョヴァンニ・アッコルネロ氏(Giovanni Accornero)から入手しました。この1931年製のヴァイオリンは今までに一度もオープンされておらず、ニスもほぼ製作当時のままという、驚異的なコンディションを維持しています。有り余るほどの音量は申し分なし。音色はファニョーラにしてはやや暖かみがあります。資産価値としても有望なコレクターズ・ピースを是非お手にとってお試しください。

*注:世界で最も保存状態の良いストラディヴァリウス。救世主(メシア)の号名を持ち、イギリス・オックスフォードのアシュモレアン博物館で保管されている。

アルフレード・ジャノッティ

Violin
Alfredo GIANOTTI
Milan / Italy
1988

アルフレード・ジャノッティ(1915-1991)は、ミラノ派のモダン作家。木工職人としての訓練を受け、第二次世界大戦中にアメリカ収容所に収監されていた際に、賭けの一環として最初のバイオリンを製作したいう逸話のある、興味深い人物です。戦後も趣味でヴァイオリン製作を続けましたが、1950年頃から本格的にヴァイオリン製作を学び始めました。
1966年からは本格的にヴァイオリン製作者としてのキャリアを形成し、数々のコンクールで受賞を経験しました。
作りのしっかりした本作品は、明るく透明感のある音色が特徴。裏板からしっかりとならせば、ホールの端まで届くような力強い音量を引き出すことのできる作品です。

アルベルト・グエラ

Violin
Alberto GUERRA
Modena / Italy
1957

アルベルト・グエラ(1908-1968)は、エミリア・ロマーニャ州モデナで活躍した職人。ヴァイオリン製作をボローニャ派のモダン大家、ガエタノ・ポラストリの下で学びました。グエラの作品は一言で表すなら「質実剛健」。適度な厚みと立体的なアーチを持ったボディは、音量、音質、発音の速さのバランスが素晴らしい優等生な作品です。明るく輝かしい高音は、コンサートホールでも朗々と響くことでしょう。

カルロ・ジュゼッペ・オドーネ

Violin
Carlo Giusepep ODDONE
Turin / Italy
1916

~ファニョーラと並び称せられるトリノ派の巨匠オッドーネ、最盛期の作品-Opus119~

イタリア・トリノ派を代表するヴァイオリン製作家です。 20世紀のヴァイオリン製作家で最も人気のある「アンニバーレ・ファニョーラ」にも大きな影響を与えました。 オッドーネが生涯に製作した楽器の数は300挺程で、すべての楽器に通し番号が記されています。本作品の内部に貼られたラベルにも「119」とあり、119挺目に製作されたことが分かります。 豊かな音量と重厚な音色を持ち、ソロ演奏にも申し分のないクオリティです。コンディションも素晴らしいオッドーネ最盛期の作品を是非お手に取ってお試しください。

ロドルフォ・パラルピ

Violin
Rodolfo PARALUPI
Rome / Italy
1959

ロドルフォ・パラルピ(1890 - after 1950)は、もともとギター職人として活躍した製作者。南イタリアはどちらかというとマンドリンやギターといった、指で弾く弦楽器のニーズが高く、パラルピもそうした地域性に根差した作家の一人でした。しかし、ヴァイオリン製作の腕前も本物で、1949年にクレモナで開催されたコンクールで金メダルを獲得するなど「弾きやすさと響きの両立」を体現した作品を残したことで知られています。本作品も元々、プロ奏者が使用していた経歴のある、実力派イタリアン・ヴァイオリンです。

ヴィンチェンツォ・サンニーノ

Violin
Vincenzo SANNINO
Napoli / Italy
1920

~ナポリの奇才が放つ、実力派コンサート・ヴァイオリン 名器の響き、芸術性を余すところなく再現した傑作~

ヴィンチェンツォ・サンニーノ(1879 ~1969)は、南イタリア・ナポリのヴァイオリンメーカー。 ヴァイオリニストとしてナポリ音楽院で学んでいた彼は、弦楽器製作については独学で学んだとされておりましたが、近年の研究では彼の上世代にあたる製作者テデスコらの影響が有力だと考えられています。 サンニーノはナポリ派の名工ガリアーノのモデルを好んで用いましたが、のちにドイツの老舗弦楽器商ハンマとの出会いをきっかけに、ストラディヴァリやグァルネリなどのイタリアの正統派名器の素晴らしさに触れ、さらなるインスピレーションを製作に取り入れました。 本作品はサンニーノがクレモナ派の名器グァルネリ・デル・ジェスを再現した逸品。実際の製作年代よりも時代を感じさせる、オールドの熟成された響きを持つコンサートヴァイオリンです。

ジュゼッペ・タラスコーニ

Violin
Giuseppe TARASCONI
Milan / Italy

ジュゼッペ・タラスコーニ(1851‐1920頃)は、パルマに生まれアマチュアヴァイオリン製作者としてキャリアをスタートしました。1888年にミラノに移住し、ミラノ派作家のガエタノ・ロッシに師事するようになり、プロフェッショナルとしての技術を磨きました。ロッシの下で研鑽を積んだのち、タラスコーニはミラノに自身の工房を開業。その後はミラノ派の巨匠作家レアンドロ・ビジャッキ(ビジャック)の工房との仕事上で関係を持つようになりました。本作品はタラスコーニの作品の中でも貴重な、ガエタノ・グァダニーニのレプリカ作品。芸術性の高いレッドブラウンのニスに彩られた風格ある外観、オールドヴァイオリンのような深みと倍音豊かな音色、パワフルな音量を備えた傑作。ソロ演奏からオーケストラまで、幅広く活躍してくれる作品です。

フランコ・アルバネッリ

Viola
Franco ALBANELLI
Bologna / Italy
1980

フランコ・アルバネッリ(1933-2007)は、ボローニャ派の名工ガエタノ・ポラストリの弟子です。師匠の技を良く受け継ぎ、精緻かつ堂々とした作品を残しました。初期の作品は師匠ポラストリのラベルで製作されているものも多いのですが、本作品はアルバネッリ自身のラベルが入った黄金期の作品。ボディサイズも大きく、ヴィオラらしい深みのある低音と豊かな音量が魅力の個体です。

アルフレード・ジャノッティ

Viola
Alfredo GIANOTTI
Milan / Italy
1978

ミラノ派製作者、アルフレード・ジャノッティの、ミントコンディションのヴィオラです。ボディレングスは410㎜と、日本人でも取り回しの良いサイズ感ですが、横幅と側板に適度な長さを持たせているため、ボリュームのあるサウンドと堂々とした音色を備えた、「ザ・モダンヴィオラ」というべき逸品です。ジャノッティの作品の良さでもあり特徴の一つとして、音の強さ=硬さがあげられるのですが、本作品はアーチの周縁部分がややフラットにつくられているため、発音の速さと鳴らしやすさを持ったまさに理想的なコンサート・ヴィオラです。

エルミニオ・マラグッティ

Viola
Erminio MALAGUTTI
Mantua / Italy
1988


マラグッティは、マントヴァ南部の村パリダーノに生まれ、1938年にミラノへと渡り、このころからヴァイオリン製作と修復を学び始めました。1960年代から70年代にかけてはいくつかのコンクールで受賞を経験し、海外からも楽器注文が入るなどの成功をおさめた作家です。本作品はスイスのソリストがコレクションしていたもので、大型のボディから奏でられる芳醇な響きが素晴らしい、コンサート・ヴィオラです。

アルベルト・グエラ

Cello
Alberto GUERRA
Modena / Italy
1955

アルベルト・グエラ(1908-1968)は、エミリア・ロマーニャ州のモデナで活躍した職人。ヴァイオリン製作はボローニャ派のモダン大家、ガエタノ・ポラストリの下で学びました。1955年製の本作品は、オーセンティックなデザインと、イタリアン・レッドのニスがベストマッチした、「ザ・イタリアン」と呼ぶにふさわしいチェロ。力強く、ふくよかな響きはコンサートホールでも朗々と響く音量を備えています。

<スーパーモダン・ヴァイオリン>

新時代の幕開けを告げる「スーパーモダン」

これまで常識とされてきた製作技法や既成概念にとらわれず、オールド名器のもつ芸術的な外観、卓越した音質を忠実に再現した新作楽器を、私どもは「スーパーモダン」作品と呼んでおります。その圧倒的な存在感は、まさに楽器界における新時代の幕開けを告げるもので、近年では1000万円以上の価格で市場取引されたスーパーモダン作品が話題になるなど、もはやモダンイタリアン作品との垣根も無くなりつつほどの人気ぶりを見せています。
今回の展示会では、日本では入手が困難な、文京楽器が厳選したスーパーモダン作品をご紹介します。
希少価値の高いモダンイタリアン作品と、新時代の息吹を感じさせるスーパーモダン作品を網羅。名工たちの情熱と技が結晶した至極の楽器たちを、ぜひ間近でご体感ください。
 

アンドレアス・ヘリンゲ

Violin
Andreas HELLINGE
Geneve / Switzerland
2008
“Stradivari ‐San Lorenzo”


アンドレアス・へリンゲは、スイス・ジュネーブの現代製作家。オールドイタリアン名器のベンチ・コピー(細部まで忠実に再現した、精巧なレプリカ作品の事)の名手として高い評価を受けております。レプリカといっても外観だけの再現ではなく、ノルウェー音楽財団が所有する貸与楽器の中にも収蔵されるなど、演奏家が求めるサウンドを備えた実力派のコンサート・ヴァイオリン。本作品は、スイスのソロ・ヴァオリニストであり世界的な楽器コレクターの、マイケル・ズーバー氏のコレクションに所蔵されている作品です。ストラディヴァリウスの中でも傑作のひとつである、サン・ロレンツォのモデルで製作されております。

アンドレアス・ヘリンゲ

Violin
Andreas HELLINGE
Geneve / Switzerland
2008
”Del Gesu -Olebull”


こちらは巨匠ヴァイオリニスト、オーレ・ブルの愛器だった1744年製のグァルネリ・デル・ジェスのレプリカで製作した作品。世界有数の名器コレクションを所蔵する、台湾奇美博物館(ChiMei Museum)にオリジナルが保管されており、本ヴァイオリンのオーナー、マイケル・ズーバー氏は実際に本物のオーレ・ブルを弾いたことがあり、このヘリンゲ氏の作品のポテンシャルの高さを絶賛しております。大きいエフ字孔が特徴的なデザインで、迫力のあるD線、G線の響きがソリストの心を魅気つけてやまない逸品です。

アンドレアス・ヘリンゲ

Violin
Andreas HELLINGE
Geneve / Switzerland
”Guadagnini”


三大名器の一つとして知られる、G.B.グァダニーニのモデルで製作した作品。オーナーのマイケル・ズーバー氏はヘリンゲ氏の作品のすばらしさに惚れ込み、1年に1本ずつ、オーダーメイドで製作を依頼していたそうです。
ふくよかなアーチ(隆起)を持ったボディは、温かみのある低音とシルキーな高音のバランスが素晴らしい音色を備えています。誰が弾いても弾きやすく、弾き手を選ばない万能さを持ったコンサート・ヴァイオリン。

 

ジュリア・サラーノ

Violin
Julia SARANO 
London / England
“Guarneri del Gesu”

ジュリア・サラーノは、イギリス郊外の瀟洒なエリア、ハムステッドを拠点に活動する女性の弦楽器職人。国際的なヴァイオリン・ディーラーJ&Aベア社が手がけるW.E.Hill & Sons 復刻プロジェクトの主幹メンバーとして活躍しています。かつてはプロのダンサーとしてヨーロッパ各地で公演していたというキャリアをもつ、生粋のアーティストな彼女ですが、ある時からヴァイオリンそのものが放つ芸術性に感化され、表現の舞台を弦楽器製作へと移し、現在に至ります。
本作品は1742年製グァルネリ・デル・ジェス“Lord Wilton”をモデルに製作。透明感のある美しいニスと、デル・ジェスらしい粗削りの風合いを程よく残した、実に温かみのある作品です。

 

ミヒャエル・シュトゥルゼンホフェッカー

Violin
STURZENHOFECKER, Michael
Stans / Switzerland
2021
“Bergonzi”

スイスのスーパーモダン製作者、シュトゥルゼンホフェッカーは、ストラディヴァリやデルジェスらが当時用いたであろう古典技法や道具を徹底的に研究し、現代の技術と融合させることで優れたプロユース楽器を製作しています。その実力は折り紙付きで、ノルウェー音楽財団など演奏家に名器貸与を行っている団体では、オールド名器のみならず彼の作品を貸与楽器に取り入れるなど、近年ますます注目が高まっています。 本作品は、クレモナ派最後の名工と言われるカルロ・ベルゴンツィのモデルで製作したヴァイオリン。晩年のストラディヴァリ工房を牽引したベルゴンツィの高い芸術性を忠実に再現し、明るく輝かしいソプラノトーンと、絹のようになめらかなアルトトーンが見事に調和しています。オーケストラはもちろん、室内楽や無伴奏など、楽器本来の音色を聴かせたい演奏で特に真価を発揮してくれることでしょう。

 

ミヒャエル・シュトゥルゼンホフェッカー

Violin
Michael STURZENHOFECKER
Stans / Switzerland
2011
“Guarneri del Gesu”


こちらはシュトゥルゼンホフェッカー氏の製作した、グァルネリ・デル・ジェスモデルの作品。ストラディヴァリウスと合わせて二大名器と称される、グァルネリ・デル・ジェスはメタリックで輝かしいE線の響きと、力強く唸るようなG線の音量が最大の特徴。まさにソリストが求める迫力ある音質そのものです。コンチェルト、ソナタ、無伴奏などヴァイオリンが主役の局面において、その実力を発揮してくれるでしょう。プロのセカンド楽器としてもおすすめできる逸品。

 

スクロラヴェッツァ&ザンレ

Viola
Scrollavezza & Zanre
Parma / Italy
2021


パルマの現代作家エリーザ・スクロラヴェッツァとアンドレア・ザンレの共同作品。古典名器のもつ音色の再現に取り組むべく、数多くのオールド楽器を科学的に研究し、そのノウハウを現代に取り入れています。特に材料選択には徹底してこだわっており、めったに取れない軽くて耐久性の高い木材のみを使用しています。新作とは思えない倍音の豊かさ、発音の速さを体験してください。

ミヒャエル・シュトゥルゼンホフェッカー

Viola
Michael STURZENHOFECKER
Stans / Switzerland
2019
”Guadagnini model”


スイスのスーパーモダン製作家、シュトゥルゼンホフェッカー氏のヴィオラ。本作品はストラディヴァリ、グァルネリと合わせて三大名器と称される、グァダニーニのモデルで製作されたヴィオラ。近年ヨーロッパで人気の高い、弾きやすくやや小ぶりなボディが特徴。しかしながら音量を犠牲にすることなく、ふっくらとしたアーチ(隆起)と、大きく開いたC部により深みのあるシルバートーン(オールド楽器に特有の倍音を多く含んだ音色)を備えています。
弦楽アンサンブルの要となる懐の深い音色はもちろん、ソナタなどのソロパートでもしっかりと主張してくれるオールマイティな実力派楽器です。

ミヒャエル・シュトゥルゼンホフェッカー

Cello
Michael STURZENHOFECKER
Stans / Switzerland
2022
”Stradivari ‐Cristiani”

シュトゥルゼンホフェッカーは特にチェロ製作においては世界屈指の評価を得ており、アントニオ・メネセスなど国際的なソリストからも愛用されています。
本作品はストラディヴァリウスの1700年製チェロ、通称“Cristiani”のモデルで製作。チェロ製作はシュトゥルゼンホフェッカー氏の真骨頂であり、新作楽器とは思えない、オールド楽器を思わせるいぶし銀の音色が最大の魅力。輝かしく遠鳴りする高音、朗々と歌うことのできる中音、地鳴りのように底から響く深い低音のバランスが素晴らしく、あらゆる演奏シーンで主役を飾ることのできる現代のマスターピースです。

お問合せ・ご予約

株式会社 文京楽器
東京都文京区小石川2-2-13 ザ・パークハウス小石川後楽園1F
TEL 03-5803-6969
火〜土 10:30~18:30
定休日:日・月