■日曜・月曜定休
Closed on Sundays & Mondays
10:30~18:30
112-0002 東京都文京区小石川2-2-13 1F
1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
Tokyo 112-0002 JAPAN
後楽園駅
丸の内線【4b出口】 南北線【8番出口】
KORAKUEN Station (M22, N11)
春日駅 三田線・大江戸線【6番出口】
KASUGA Station (E07)
ドイツは弦楽器の一大生産地です。オールド時代にはチロル地方でJ・スタイナーをはじめとする優秀なメーカーを輩出しました。しかし、その後もスタイナー・モデル(当時の流行であったアーチの高い楽器)に固執して製作したため、18世紀、19世紀に製作された楽器のコンサート・バイオリンとしての評価は、余り高くありません。
一方で、マルクイノキルヘンやブーベンロイトなどを中心にファクトリー・メイド(工場製)の楽器が数多く製作されました。
楽器の情報が少なかったオールド期には、洗練された楽器を製作するのは難しかったようです。19世紀に入ると、経済の中心となったロンドンには多くの名器が集まります。名器の研究が進むと高品質の楽器が製作されるようになります。
精度を追い求めたフランスと比べると、アンティーク・コピー、レプリカものが多い点が特徴といえます。一方で、ヒル商会など優秀なバイオリン・ディーラーを輩出し、現代のバイオリン・トレードの原型となっています。