■日曜・月曜定休
Closed on Sundays & Mondays
10:30~18:30
112-0002 東京都文京区小石川2-2-13 1F
1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
Tokyo 112-0002 JAPAN
後楽園駅
丸の内線【4b出口】 南北線【8番出口】
KORAKUEN Station (M22, N11)
春日駅 三田線・大江戸線【6番出口】
KASUGA Station (E07)
学生・アマチュアオーケストラを紹介する連載「オーケストラ訪問記」。
第4回はお茶の水管弦楽団を取り上げます。通称「お茶管」と呼ばれるこのオーケストラは、東京 お茶の水にある東京医科歯科大学とお茶の水女子大学の学生を中心とする団員によって構成され、昨年2016年には第100回定期演奏会を迎えた、歴史の長い学生オケのひとつです。
文京楽器が昭和59年に取材した際の記事がこちら。1960年に東京医科歯科の音楽同好会といお茶の水のバイオリン奏者のコミュニティが合併して創立されたとのこと。
今回は2年前に文京楽器にてサロンコンサートで演奏を披露いただいた、現役4年生の土井さんが、今月末の演奏会本番にてコンサートミストレスを務めるということで、演奏と運営を担う弦楽器の主要メンバーへ、お茶管の運営や練習の工夫、演奏会本番への意気込みをうかがうことができました。
写真:昭和59年10月文京楽器発行 「季刊ピグマリウス」より抜粋記事
ーー5月26日の定期演奏会に向けての練習はいつ頃から始められたのですか。
練習は昨年末から約半年間続けています。今年の3月には千葉県で合宿を行い、客演の田中先生にもお越しいただき、本番のための練習を少しずつ重ねてきました。練習期間が長いため、ボーイングやフィンガリングなど、求める音楽に合わせて少しずつ改善することもできています。
写真:土井コンミス
ーー今回はサン=サーンスの「オルガン付き」を取り上げますね。この名曲をミューザ川崎という素晴らしいホールとオルガンで演奏する機会があるのは、羨ましい限りです。選曲はどのように行っているのですか。
各パートから1名ずつ、代表者14名による選曲会議を行っています。パート毎の要望や状況を満足させるのは困難で、プログラムを最終決定するのはとても大変です笑。
前プロ「皇帝の花嫁」序曲の最初の入りです。緊張します笑。
メインの「オルガン付き」の1楽章2部。天国のような美しい旋律をぜひ聴いて欲しいと思います。オルガンとのアンサンブルに気を配り、力を抜いたボーイングを意識して演奏できたらと思います。
2楽章2部も聴きどころのひとつと思います。曲の構成が非常に緻密なので、オルガンに負けないようにオーケストラをちゃんと鳴らし、はっきりと明瞭な部分と、横に流れる柔和な部分と、弾き分けられたら良いなと。ロミジュリのビオラの旋律も聴かせたいところです笑。
バス奏者としては、ロミジュリの冒頭の入りですね笑。
写真:尾崎コントラバストップ奏者
コンサートミストレスからのひとこと♫
102回を迎えたお茶の水楽団の演奏会が近づき、とてもわくわくしています!サン・サーンスのオルガンつきではオルガンとともに、様々な景色を伝えたいです!ロミジュリ、皇帝の花嫁もキラキラとホールいっぱいに音を届けます!楽しみます!!
お時間ありましたら是非ミューザ川崎へお越しください!!
写真:左から 土井遥さん:第102回定期演奏会コンサートミストレス / 尾崎和佳さん:第102回定期演奏会コントラバス首席奏者 / 杉田一毅さん:2018年度インスペクター / 塚本晃子さん:第102回定期演奏会1stバイオリン首席サイド奏者
お茶の水管弦楽団
創立 :1960年
部員総数:約160名
練習日 :水、土
指揮者 :田中一嘉
演奏会 :毎年春・秋の定期
その他 :幼稚園の訪問演奏、東京医科歯科大学付属病院における室内楽演奏会など
ホームページ:https://ochakan.jimdo.com
お茶の水管弦楽団 第102回定期演奏会
2018年5月26日(土) 開場17:50 開演18:30
ミューザ川崎シンフォニーホール 音楽ホール
リムスキー=コルサコフ 歌劇「皇帝の花嫁」序曲
チャイコフスキー 幻想序曲「ロメオとジュリエット」
サン=サーンス 交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」
当日券800円(全席自由)
指揮:田中一嘉
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