■日曜・月曜定休
Closed on Sundays & Mondays
10:30~18:30
112-0002 東京都文京区小石川2-2-13 1F
1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
Tokyo 112-0002 JAPAN
後楽園駅
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KORAKUEN Station (M22, N11)
春日駅 三田線・大江戸線【6番出口】
KASUGA Station (E07)

文京楽器の新企画「サロン・ド・ シリーズ」は、毎回テーマに沿った楽器・弓を取り揃え、その魅力を身近に楽しんでいただける “小さな展示会” です。
今回は、ヴァイオリンをフィーチャーした企画展「SALON du VIOLON ~奏者のためのマスターピース展~」をお送りします。
世界のトップ・プレイヤー達の垂涎の的、注目の現代作家フィリップ・イーレ氏の作品をはじめ、芸術性、演奏性の両方において高い実力を持った逸品が一堂に勢ぞろい。
アンティーク作品の相場が著しく高騰している昨今において、プレイヤーが愛器として使い続けることができ、かつ資産としての将来性も期待できる作品を、ぜひお手に取って確かめてください。
奏者のためのマスターピース展では、“Player’s Instruments”を展示いたします。
文京楽器が考えるプレイヤーズ・インストゥルメントとは、以下のような楽器です。
①プロ奏者が、本番での使用にも十分に対応できる、機能面において高いポテンシャルを備えている楽器
②芸術作品としての評価、価値が高く、将来的に資産性を帯びるであろう楽器
③奏者みずからが手に入れることのできる、現実的な予算の楽器
弦楽器専門店・文京楽器が、古今東西の名品の中から、プレイヤーにとって真におすすめできる、選りすぐりのプレイヤーズ・インストゥルメントを、一堂に揃えご紹介いたします。
以下は展示作品一覧になります。ぜひ、実物を手に取ってお試しください。
現代作家の最高峰といわれるフィリップ・イーレ氏。2018年11月にアメリカ・オハイオ州クリーブランドで開かれた、世界の難関とされるVSAコンペティション(Violin Society of America violin making competition 2018)において、ヴァイオリン部門でゴールドメダルを獲得。また、同時期に開催されていた21st century violins search(21世紀にふさわしいバイオリンを探すプロジェクト)においても最優秀の2本に選ばれました。
本作品は、ここ数年、彼が心血を注いでいる製作活動「DNA Strad」の作品。マキシム・ヴェンゲーロフの愛器であるストラディヴァリウス1727年製「クロイツェル」を再現した作品です。
ジュリア・サラーノは、ロンドンを拠点とするヴァイオリン製作者。現代作家の最高 Stefan-Peter Greiner氏、Robert Brewer Young氏らの薫陶を受け、彼らと共に英国の歴史的な弦楽器専門商『W.E.Hill&Sons』ブランドの復刻プロジェクトに携わっています。
アルゼンチン出身の彼女は、かつてヨーロッパでダンサーおよび演劇のパフォーマーとして活動していたという異色のキャリアの持ち主。芸術と工芸の相互作用に魅了された彼女は、その両方を包含するヴァイオリンに魅力に惹かれ、その後、職人として10年以上にわたり活躍しております。
本作品はグァルネリ・デル・ジェス1742年製「ロード・ウィルトン」をモデルにした作品。かの巨匠ユーディ・メニューインの愛器だったことでも知られている、デル・ジェス後期傑作の一つ。新作とは思えない響きと、発音の良さで、実用性の高い作品です。
Giovannetti & Schultzは、芸術の都フィレンツェを拠点に活動している、今最も注目すべき若手スーパーモダン作家の工房です。弦楽器製作と修復の工房で、アンドレア・ジョヴァンネッティとカイル・シュルツの二人の職人が共同で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの製作および修復を手掛けています。
本作品は、ピンカス・ズーカーマン氏の愛器で知られるジュゼッペ・グァルネリ・デル・ジェス1742年製「ダシュキン」を再現したヴァイオリン。デルジェス黄金期の作品の持つ、迫力満点な外観と、信じられないほど深い低音域を備えた、スーパーモダン・ヴァイオリンです。
ミヒャエル・シュトゥルゼンホフェッカーは2000年代初頭に、優れたオールド・イタリアン・チェロのレプリカ製作で一世を風靡しました。彼の作品は、故・アントニオ・メネセス氏をはじめ世界的なソリストにもファンの多い、プロユースに耐えうる新作楽器として注目を浴びています。現在は製作拠点をイタリア・フィレンツェへと移し、プレイヤーの求める演奏性と、楽器としての芸術性の高い楽器作りに継続して取り組んでいます。
本作品は、オールド・クレモナ派の名器カルロ・ベルゴンツィをモデルに採用。あえてめずらしい作品を採用したあたりにも、彼のオールド・ヴァイオリンへの造詣の深さを感じさせます。
アンドレアス・ヘリンゲは、日本ではほとんど知られていない現代作家の一人かと思います。
しかしながら、その実力と国際評価は高く、有名なところだとウィーン・フィルへの楽器が納入された実績もある作家です。
現在は、製作活動の一線から身を引いてしまったようですが、その作品群は今も変わらぬ、普遍的な魅力を持ち続けています。
本作品はG.B.グァダニーニのモデルで製作。ふくよかなアーチが生み出す響きの深さは、通常の現代作品とは一線を画す魅力を備えています。
スーパーモダン作家の先駆け的存在の一人、アンドレアス・ヘリンゲは、オールド名器を実際に所有し、演奏してきたプロ・プレイヤーらも認める、実用的かつ芸術性の高い作品を残しました。
本作品は、ストラディヴァリウス1718年製の名器「サン・ロレンツィオ」をモデルに製作されました。
オールド名器の香りを感じさせるような、シルバートーンの響きが心地よい、実力派プレイヤーズ・インストゥルメントです。
トーマス・モイビッセンは、イギリス・ニューアークバイオリン製作学校を卒業後、チェコ・プラハの P.スピードレン、フランス・モンペリエの F.ショーディエなどヨーロッパの著名製作家のもとで修行した後、数々の国際バイオリン製作コンクールに出品し受賞するようになります。その実力は高く認められ、ベルギー王立音楽院、アムステルダム音楽院、ノルウェー・デクストラ・ムジカ財団など、世界有数の音楽院にモイビッセンの名器のコレクションが収蔵されています。
本作品は、弊社に納品される前にベルギーのオーケストラメンバーに弾きこみをしてもらってから、送っていただいた品になります。できたばかりの状態より、セットアップ後に弾きこみをしたうえで、最終調整を施すというこだわり抜いた逸品です。
〜20世紀クレモナ派の大マエストロ。円熟期の傑作〜
フランチェスコ・ビソロッティ(1929-2019)は20世紀ヴァイオリン製作界における巨匠作家の1人。ズガラボット、オルナーティ、ガリンベルティらモダン・イタリアンの名匠たちに直接の薫陶を受けた最後の世代であり、故ジョ・バッタ・モラッシー氏と共に現在のクレモナ新作作家の2大流派を築きました。近年では作品にプレミアがつくようになり、市場価値の高まりが顕著な作家の1人でもあります。
本作品はビソロッティ氏の円熟期にあたる2017年製のヴァイオリン。著名プロ奏者が所有していた、完品に近い保存状態の極上品です。
〜巨匠モラッシーの伝統を受継ぐ、王道のクレモナ派作品〜
コラッド・ベッリは、現代クレモナ派の二大巨匠、ジョ・バッタ・モラッシー(1934-2018)の薫陶を受けたマエストロ。1980年に創設されたイタリア弦楽器製作者協会(通称ALI)の初期メンバーの1人でもあり、現在は製作者として、そして現役の師匠として後進の育成にも大きく寄与しています。
コラッド氏の作品はモラッシー派の伝統とも言える、自然でやわらかな曲線と、力強いアウトラインのバランスが絶妙なスタイルで作られています。本作品は最近まで演奏家によって使用されていた楽器のため、十分に弾き込みがなされており、熟成された音色を楽しめる逸品です。
〜名門オーケストラも認めた、クレモナ人名匠が放つマスターピース〜
マルコ・ノッリは、生まれも育ちもクレモナ出身の、生粋の“クレモネーゼ”(クレモナ人)のマエストロ。彼の作品は、ミラノ・スカラ座、ベルリン・フィル、札幌交響楽団、北京交響楽団、ピッツバーグ響など世界各国のオーケストラに納品されています。1988年と2012年には、クレモナ・トリエンナーレ国際製作コンクールで金賞を受賞するという快挙を成し遂げ、現在は製作活動の他に、オールド楽器の修理・修復、クレモナ国際ヴァイオリン製作学校にて指導者として活躍しています。
本作品は、今年5月にノッリ氏が来日した際に、その豊かなで上質な音色に一目惚れして、弊社が仕入れました。プロ奏者の期待にも応えてくれるであろう、実力派プレイヤーズ・インストゥルメントです。
〜質実剛健、人間味を感じさせる名匠の逸品〜
ステファノ・コニアは現役のクレモナ派製作者の中でも代表的なマエストロのひとり。父の代よりヴァイオリン製作を生業としてきたステファノ氏は、モダンイタリアンの巨匠ピエトロ・ズガラボットや、ジョ・バッタ・モラッシー、フランチェスコ・ ビソロッティら現代の名工らに直接の薫陶を受け研鑽をつみました。
製作者として数々の国際コンクールで優勝な成績をおさめ、現在は多くの優秀な弟子たちを世に輩出しています。本作品は独特の温もりを感じさせるデザインと、しっとりと艶のある響きが魅力の作品。演奏表現にさらなる深みを与えてくれることでしょう。