弦楽器メルマガ
BG Newsletters 配信中!
BG Newsletters に登録する登録する

日曜・月曜定休
Closed on Sundays & Mondays

10:30~18:30

112-0002 東京都文京区小石川2-2-13 1F
1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
Tokyo 112-0002 JAPAN

後楽園駅
丸の内線【4b出口】 南北線【8番出口】
KORAKUEN Station (M22, N11)
春日駅 三田線・大江戸線【6番出口】
KASUGA Station (E07)

【開催報告】トリオ・カラス リサイタル&シンポジウム『ペルナンブコと音楽文化の行方』

2025年11月13日 木曜日 @汐留ホール(日仏文化協会)

11月13日(木)、汐留ホールにて開催いたしました「トリオ・カラス リサイタル&シンポジウム『ペルナンブコと音楽文化の行方』」は、おかげさまで満員御礼のうちに無事終了いたしました。

前半のシンポジウムでは、11月24日よりウズベキスタン・サマルカンドで開催されるワシントン条約締約国会議(CoP20)に向け、象牙と同等の規制が懸念されている弓材・稀少木材ペルナンブコをテーマに掲げ、各界の有識者の皆さまと現状の情報共有を行い、クラシック音楽文化と環境保護の共存について意見を交わしました。

後半は、トリオ・カラスによるサロンコンサートを開催しました。
モーツァルト、ブラームスのピアノ三重奏曲に加え、ブラジルの作曲家アンドレ・メマーリの作品も演奏。演奏者によれば、この曲はメマーリ氏のスタジオで録音されたもので、なんとそのスタジオはペルナンブコの生育地であるマタ・アトランティカ(大西洋岸林)の真っただ中に位置していたそうです。
今回のイベントテーマとも不思議な縁を感じさせる、非常に印象深い演奏会となりました。

ペルナンブコを取り巻く課題については、まもなく始まるCoP20での議論の行方を注視する必要があります。弊社社長の堀もオブザーバーとしてサマルカンドでの会議に参加する予定です。会議を目前に控え、製作家・演奏家・業界関係者が共通のテーマのもとで意見交換を行えたことは、大変意義深い機会となりました。

ご参加いただきました皆さまに、あらためて心より御礼申し上げます。

<イベント概要>

■シンポジウム『ペルナンブコと音楽文化の行方』
ナビゲーター:堀 酉基(株式会社文京楽器・株式会社アルシェ代表取締役、一般社団法人全国楽器協会CITES委員)
パネリスト:
 米井 伸夫(日本弦楽器製作者協会 会長)
 鎌田 悟史(日本弦楽器製作者協会 副会長)
 岩尾 陽(一般社団法人日本ブラジル中央協会 常務理事)
 青谷 充子(日本音楽家ユニオン 事務局長)
 鈴木 忠(株式会社アルシェ 工場長)
 ルーカス・ガルシア・村元(チェリスト)
■トリオ・カラス・リサイタル
出演
 ピアノ:ベッラ・シュッツ
 ヴァイオリン:ミゲル・ロシャ
 チェロ:ルーカス・ガルシア・村元

曲目
モーツァルト:ピアノ三重奏曲 第4番 ホ長調 K.542
メマーリ:ブラジルへの入口 第5番
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第2番 ハ長調 Op.87
出演者プロフィール

トリオ・カラス(Trio Callas)について
モーツァルトの生地ザルツブルクで出会った3人の友人により結成からわずか数ヶ月で、パリ・FNAPEC国際コンクールやポーランドのバチェヴィッチ国際コンクールで入賞。ポルトガル、日本、ブラジル、フランス出身のメンバーの多文化的背景から生まれる独自の表現力で知られ、ヨーロッパを中心に、北南米、アジアなどで活動。最近では、モーツァルトとブラームスの全ピアノ三重奏曲を世界で初めて立体型イマーシブ・オーディオで収録するプロジェクトを開始し、第1弾を2025年7月にリリース。これまでに、カザルス弦楽四重奏団、パルマ三重奏団、ウィーン・ピアノ三重奏団、ベンジャミン・シュミット、トーマス・リーブルなどから指導を受けている。また、シュタウファー財団の支援によりミッシャ・マイスキーの指導も受けている。

ベッラ・シュッツ (フランス) ピアノ
フランス、パリ生まれ。リヨン国際コンクール、ピアノ・キャンパス国際ピアノコンクールなど数々のコンクールで受賞。2023-24年シーズンには、パリのフィリップ・ジャルスキー・アカデミーのメンバーとなる。これまでダニエレ・ガッティ、ホセ・ルイス・カスティージョ、ジャン=リュック・タンゴーなどの指揮者と共演。ノアン・ショパン音楽祭、ルポー音楽祭などの音楽祭に定期的に招かれている。ザルツブルク・モーツァルテウム大学にてジャック・ルヴィエ、ベルリン芸術大学にてビョルン・レーマン、ウィーン国立音楽大学にてヤン・イラーチェク・フォン・アルニン、各氏に師事。タチアナ・ゼリクマン、リーリャ・ジルベルシュテインなど各氏のマスタークラスに参加。現在は、フランスのサフラン財団の助成を受け活動中。

ミゲル・ロシャ(ポルトガル) ヴァイオリン
ポルトガル、ブラガ生まれ。ルッジェーロ・リッチ国際コンクール、ヴァスコ・バルボーザバイオリンコンクール、イルダ・モウラ賞など数々の国際コンクールで受賞。APROARTE交響楽団、ARTAVE交響楽団のコンサートマスターを務め、ピーター・アスキム、エミリオ・デ・セザール、ダヴィッド・ブリシェス=ラリなどの指揮者と共演。ファマリカンでラケル・コスタ、ポルトでラドゥ・ウングレアヌの各氏に師事し、現在はザルツブルクのエスター・ホッペ及びロビン・ウィルソンに師事。また、マキシム・ヴェンゲーロフ、クロエ・ハンスリップなどのマスタークラスにも参加。

ルーカス・ガルシア・村元(日本・ブラジル) チェロ
ブラジル、サンパウロ生まれ。エンリコ・マイナルディチェロコンクールなど数々のコンクールで受賞し、サンパウロ州政府よりブラジルを代表する若手音楽家の一人として表彰される。コンセルトヘボウ(アムステルダム)、フィルハーモニー(ベルリン)、楽友協会(ウィーン)などのホールで、世界20か国以上で演奏。 カメラータ・ザルツブルクのゲスト奏者、リオデジャネイロの apARTE Festival 芸術監督を務める。 現在はオーストリア在住で、ザルツブルク・モーツァルテウム大学にてエンリコ・ブロンツィに師事。アントニオ・メネゼスの最後の弟子であり、ミッシャ・マイスキー、ソル・ガベッタ、スティーヴン・イッサーリスにも指導を受けている。