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Bernardo Calcagni

Violin Maker  c.1710-1750
GenoaItaly

ベルナルド・カルカーニは18世紀のジェノヴァ派の始祖であるとされている。17世紀後半にジェノヴァで活動していたドイツ・フュッセン出身の製作者の弟子であったと考えられている。
 
彼の作品はイタリアンであることが明らかであるものの、同時代のクレモナ派の繊細さとも、ヴェネツィア派の美しさとも違う。これはジェノヴァの地理が一つの要因として挙げられる。というのも、ヴェネツィア派の製作者はバルカン半島から到着する木材から良質なものを選別していた一方で、ジェノヴァ派はその残り物で間に合わせざるを得なかったのである。
 
カルカーニはアントニオ・パツァリーニと共同製作を行っていたが、彼らの連名による楽器はその多くが品質で劣っていた。その後ジェノヴァでは数多くの製作者が活動していたようだが、カルカーニの弟子であったと考えられているのは、1732年から1747年にかけてジェノヴァで製作を行ったジュゼッペ・カヴァレーリただ一人である。