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Gaetano Gadda

Violin Maker  1900-1956
MantuaItaly

ガエタノ・ガッダは1919年より、マントヴァ派の名工ステファノ・スカランペラの下で製作を学び、のちにスカランペラからの厚い信頼を受けその工房を受け継いだ1924年頃からは、彼の製作道具一式を譲りうける代わりに、毎月1本のスカランペラの楽器製作を代行するようになった。

1925年に師匠がなくなった後、しばらくは彼のモデルを受け継いで製作をしていたが、黄金期とされる1940年頃から晩年にかけての時期は、グァルネリやバレストリエーリらの楽器を参考にしながら独自のスタイルを確立していった。


スクロールはマントヴァ派に特徴的な、フチ周りを黒で塗ったスタイルが用いられている。ニスは黄色の下地に明るい茶橙色もしくは赤茶色が多い。彼の楽器はイニシャルをあらわす「G・G」の焼印と直筆のサインが数か所に書かれているものが多い。

息子のマリオ・ガッダも優秀なヴァイオリン職人として活躍した。

写真:Violin made by GADDA.Gaetano & Mario (Collaboration) .Mantova