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Jacob (Nicolas) Eury

Bow Maker  1765-1848
Paris, MirecourtFrance

しばしばニコラと誤って認識されるヤコブ・ユーリは、父親のフランソワの下で楽器製作を学んだ後、弓製作を始めた。8年間の兵役を務めた後、ミルクールへ戻り、ジャン"グランド"アダムの工房で弟子として働いたとされている。1805年頃にパリへ発ち、1826年にヴェルサイユに落ち着くまで、様々な場所で働いた。
 
パリではF.X.トルテと交流し、その製作スタイルと方法の各要素を採用した。フロッグとヘッドはその大きさと形状がトルテと同様であり、金属パーツは硬く厚く作られている。音質の特徴としてもトルテのそれに類似性を帯びる。ただし、当時のリュポヴォワランら他の製作者の影響も見て取れる。フロッグのヒール部分へ、保護用の金属ヒールプレートを施していたことは、彼の独自な品質の一つである。
 
歳を経てもなお、素晴らしい品質は保たれていたものの、1826年頃より彼のスタイルは重量を増すようになった。生涯を通して経済的に苦労していたが、彼の弓は演奏家と収集家より高い評価を得ている。