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François Lupot Ⅱ

Bow Maker  1774-1838
ParisFrance

フランソワ・リュポ2世はオルレアンに生まれ、父親のフランソワ1世よりヴァイオリン製作を学んだ。弟は有名なヴァイオリン製作家のニコラ・リュポである。どのように弓製作を学んだかは不明であるが、当時の作品からトルテの影響が見て取れることより、パリのニコラ・レオナール・トルテの下で働いていたのではないかと考えられている。1815年に自身の工房をパリに構えると直ぐに、自身のブランドで高品質な弓の製作を始めた。円熟期の作品は、ラウンド・スティック、優美なシャンファーのヘッド、パールアイ無しのフロッグといった特徴を持つ。スタンプは2つのサイズの「LUPOT」と、「LUPOT à PARIS」が存在する。
 
リュポはJ.R.ラフラーやD.ぺカットを含むアシスタントを採用しており、リュポの死後は彼らが工房を引き継いだ。