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Francois Xavier Bazin

Bow Maker  1824-1865
MirecourtFrance

フランソワ・グザヴィエ・バザンは、ドミニク・ペカットの弟子であったと考えられているが、その証拠は見つかっていない。彼の父親は楽器・家具製作者 であったフランソワ・ディドロと共に働いていた。1845年にミルクールへ移り製作を始めたとされている。この時期の弓は数が少ないものの、ぺカット・スタイルでチップが上へ向く形状の力強いヘッドが特徴で、フロッグはニッケルシルバー(洋銀)もしくはシルバーのアンダースライドが施されている。
 
1860年代には彼の息子のシャルル・二コラが工房に加わり、当時の弓のスタイルに合わせ、さらに丸みを帯び、ヴォワラン・スクールへと近づくモデルを採用し製作した。これらは全行程もしくは一部工程において、既に息子の製作によるものを含んでいた。
 
1865年のミルクールにおけるコレラ流行により、わずか41歳で亡くなった。その後1859年よりシャルル・二コラが工房を継ぎ、バザンの伝統を後世へ伝えていくこととなる。
 
彼は「F.BAZIN」「BAZIN」のスタンプを用いた。