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Giovanni Battista Gabrielli

Violin Maker  c.1740-1770
FlorenceItaly

ジョヴァンニ・バッティスタ・ガブリエーリはイタリア中部の都市フィレンツェで働いていた。当時のフィレンツェ派はドイツ人製作者であったJ.シュタイナーの作風に影響を受けており、チロル派の作品に特徴的なハイアーチの楽器が多く製作された。

18世紀初頭にイタリア中部にシュタイナー・スタイルが伝播した理由は、ローマの弦楽器製作者ダービッド・テクラー
の影響力によるものと考えられている。ローマではミヒャエル・プラットナーやフランチェスコ・エミリアーニらが、そしてフィレンツェの主要な製作者たちが、この流行を取り入れた。
 
ガブリエーリの楽器は、やや誇張されたシュタイナー・スタイルのf字孔を持つ。当時の製作家に多く見られるシュタイナー・モデルの極端なハイ・アーチではなかったため、音響面で彼は成功を収めた。
 
今日、彼は当時のフィレンツェに於ける最も優れた製作家の一人とされ、トマーゾ&ロレンツォ・カルカッシ兄弟の親方であるとも考えられている。