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Charles Peccatte

Bow Maker  1810-1874
Mirecourt, ParisFrance

シャルル・ぺカットはフランソワの息子、ドミニクの甥として、優れた弓製作一家に生まれた。1851年の父親の死後、1862年よりオーギュスト・ルノーブルの下で修行を始め、1865年にはJ.B.ヴィヨームの工房へ入った。そこでF.N.ヴォアランの下で5年間働き、ヴィヨーム弓を完璧なまでに複製した工房製の弓を作った。
 
彼の初期のパーソナルモデルはヴィヨーム・スタイルに倣うもので、後に低価格帯の工房製弓に用いた「Peccatte a Paris」のスタンプが押された。1870年にヴィヨームの工房を離れると、政府の雇用として仕事を請け負うことになった。この頃、アントワープにて開催された展示会にて銀メダルを受賞し、名声を得た。この中期に於ける作品は「Peccatte」スタンプが押され、美しい材料とペカット・ファミリーの作風である力強いヘッドなどの特徴を持つ。1900年より幾人かのアシスタントを雇い、彼の弓を作らせた。その中にはユージン・サルトリーを含み、彼の初期作品にはぺカットの影響が見て取れる。彼は1918年に亡くなるまで継続して働いた。