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Alessandro Gagliano

Violin Maker  c.1700-c.1735
NaplesItaly

ナポリ派最初のヴァイオリン製作家として知られるアレッサンドロ・ガリアーノは、18世紀に於ける最も多作な製作一家であるガリアーノ派の創始者である。彼の出身や修行に関する情報は殆ど知られていない。
 
アレッサンドロのモデルは独特で、彼の息子であるニコラジェナーロとは違い、ストラディヴァリの影響は見られない。ニスは息子達のものとは質感が根本的に異なる深い赤色を帯びており、これが裏板材の杢との雰囲気も相まって、アレッサンドロの楽器の力強い外観へ繋がっている。彼のf字孔は短いが優美で、やや下の方に位置している。パフリングの精度は高いとは言い難い。
 
彼の現存するヴィオラは知られている限り2本のみと、非常に数が少ない。彼のチェロも希少で、12本程度が現存するのみである。

写真:Violin made by GAGLIANO.Allesandro.Naples.1734