アミ・ルイーズ・ジョンソン(ヴィオラ)スウェーデンのヴィオラ奏者アミ・ルイーズ・ジョンソンは、洞察力に富んだ音楽性と温かみのある魅惑的な音色で高く評価されている。リサイタリスト、室内楽奏者、ソリストとしてキャリアを伸ばし、クラシック音楽界で著名な存在として着実に地位を確立。
2021年、アミ=ルイーズはプラハのオスカー・ネドバル国際ヴィオラコンクールで第2位とドヴォルザーク協会賞を受賞。同年、ロンドンの服部財団よりジュニア賞を受賞。
彼女は音楽の旅を通じて、ヴェルビエ音楽祭アカデミー、イエロー バーン、IMS プロシア コーブ、ウィッティントン音楽祭、フィヨルド クラシックス、ラスク音楽祭、ヴァルドレス ゾンマーシンフォニなど、ヨーロッパ屈指の音楽祭やマスタークラスに参加。室内楽奏者としても熱心なアミ=ルイーズは、フィリップ グラフィン、ドナルド ワイラースタイン、アラスデア ビートソン、マリアンナ シリニャン、小野明子、マーク コッペイ、プリヤ ミッチェルなどの著名なアーティストと共演。
2023年、彼女は著名な作曲家エドウィン・ロクスバラと緊密に協力する機会を得て、ソロ・ヴィオラのための狂詩曲を創作し、2024年6月にミルトン・コート・コンサートホールで初演。
現在、ギルドホール音楽演劇学校でデイヴィッド・タケノ(David Takeno)の指導のもと修士号取得を目指している。2019年に学士課程を開始して以来、アングロ・スウェーデン協会奨学生であり、2021年と2023年にはドレイク・カジェハ・トラストから支援を受けている。今年は、2年連続でマンスター伯爵夫人音楽トラストから奨学金を受け取るという大きな栄誉に恵まれた。ギルドホールでは、マックス・アンド・ペギー・モーガン・ヴィオラ賞とセント・ジェームズ室内楽賞を受賞した。2024年には、ノバスコシア州のルーネンバーグ音楽パフォーマンスアカデミーのフェローとして招待され、そこで1か月間、さまざまなアンサンブルで室内楽の演奏と指導を行った。
アミ=ルイーズの音楽家としての成長は、ガボール・タカーチ=ナジ、今井信子、アントワーヌ・タメスティ、ラース・アンダース・トムテル、アンドラーシュ・ケラー、デイヴィッド・ウォーターマン、キム・カシュカシアンなど、世界で最も尊敬されているヴィオラ奏者や室内楽奏者によるマスタークラスから大きな影響を受けた。
彼女はSWEAインターナショナルから舞台芸術のシグリッド・パスケル賞(2023年)とクラウス賞(2021年)を受賞した。
2001年にストックホルムで生まれ、5歳の時にリラ・アカデミー音楽学校でニーナ・バラビナとオレグ・バラビネに師事しバイオリンの勉強を始め、後にヒューゴ・ティチアーティに師事した。8歳の時にスウェーデン放送交響楽団と共演し、バッハのバイオリン協奏曲イ短調を演奏してデビューした。
ホームページ:
https://www.amilouisejohnsson.com/
田村 緑(ピアノ)東京都出身。桐朋女子高校音楽科を卒業後、英国財団の奨学金を受け渡英。ギルドホール音楽院ピアノ科首席卒業、シティ大学院音楽部演奏学科修士課程修了。パフォーマンスフェロー(特別研究員)としてギルドホール音楽院に勤務。
インターカレッジ・ベートーヴェン・ピアノコンクール第1位ほか、数々の賞を受賞。ロンドンの名門、ウィグモア・ホール・リサイタル、BBCテレビ・ラジオ、Japan Festival への出演他、ヨーロッパや中近東への演奏活動を行う。
帰国後、その躍動感に満ち、情感あふれる演奏スタイルと、在英経験を活かした独創的プログラムが注目され、全国各地でコンサート活動を行う。
2007年度トリトン・アーツ・ネットワーク(第一生命ホール)と共に日本音楽財団助成による画期的モデル事業を実践。
2009-2010年度(一財)地域創造公共ホール音楽活性化事業・応用プログラムにて、福岡県直方市ユメニティのおがたと“ピアノコンサートに繋げる連続ワークショップ・連続アウトリーチ”を共同プロデュース。
2010年度 ステージラボ奈良セッション・自主事業音楽コース・コーディネーター。
2014−2015年度アウトリーチフォーラム岐阜セッション・コーディネーター。
2015年度 三重県文化会館 アーティスト・イン・レジデンスとして三重県内に35日間滞在し多彩なプログラムを展開。
2016-2018年度 いわき芸術文化交流館 アソシエイト・アーティスト。
2019年度 ステージラボいわきセッション・自主事業音楽コース・コーディネーター。
2020年9月 オリジナル企画の提供と監修で話題となった三重県文化会館「マイベストシート コンサート」の特集番組が、2020年9月23日NHK「まるっと三重」にて放送される。10月21日には NHK「おはよう日本」にて全国放送される。
田村緑は、聴き手が音楽を楽しめる体験とするために、様々な手法を生み出すピアニストとして貴重な存在である。特に普及の分野では先駆者的存在。地域と共にある新しい企画の開発、地域に貢献できる演奏家の育成など、活動は多岐に渡る。
(一財)地域創造・公共ホール音楽活性化事業・協力アーティスト。
CD「田村緑 魅惑のピアノ名曲集」「展覧会の絵」ほか。
ピアニスト田村緑公式ホームページ:
https://www.tmzm.net