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Dominico Montagnana

Violin Maker  1686-1750
VeniceItaly

ドメニコ・モンタニャーナは1701年頃、彼が15歳の時に、楽器製作の中心地・ヴェネツィアに移り住んだ。モンタニャーナはマッテオ・ゴフリラーと面識があったが、マッテオ・セラスの工房で製作を学んだとされる。1712年になると独立し、自身の工房を開いた。
 
モンタニャーナの製作した初期のヴァイオリンは、流れる様なf字孔と高いアーチなど、当時流行のシュタイナーの影響が見て取れる。しかし、1730年頃よりモデルは大きく、アーチは平たく、全体的にイタリアンスタイルの様相を帯びる様になった。そうした後期のヴァイオリンはモンタニャーナの最も優れた作品の一つで、ソロ楽器として評価が高い。
 
しかし何と言っても、モンタニャーナ最大の功績はチェロであり、ストラディヴァリのそれに並ぶものと評価される。当時、チェロ製作の最先端であったヴェネツィアにて、ボディレングスを短く、幅をかなり広く取った設計を開発した。これらは独創的なデザインであっただけでなく、後にコンサートに耐えうる楽器として評価されていく。モンタニャーナのチェロは、グァルネリ・デルジェスのヴァイオリンの様に、ストラディヴァリの音質を保ちつつ、突き抜ける様な強い音を生み出すことができる。