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Riccardo Antoniazzi

Violin Maker  1853-1912
MilanItaly

リッカルド・アントニアッツィはガエタノの息子としてクレモナで生まれ、1870年頃にミラノへ移り住んだ。1880年にはフランスのニースにあるニコロ・ビアンキの工房で働いたが、1886年にはミラノへ戻った。

初期の作品には父親からの影響が強く見られるが、1888年頃から彼のキャリアにおいて最も優れた、オリジナリティあふれる作品が製作されるようになった。また、この時期から彼は自分の弟子でもあったレアンドロ・ビジャッキの工房で働くことになり、作品のほとんどはビジャッキのラベルが添付されていた。そのため、高い技術を持った製作者であったにもかかわらず、その評価はビジャッキの大きな成功の陰に隠れてしまっていたといえる。

1904年以降はモンツィーノの工房で働いたが、徐々にその技術、特にニス塗りの精度は落ちていったようである。彼のモデルは多岐に渡るが、ニスは黄橙色か暗赤色が用いられることが多い。

フェルディナンド・ガリンベルティやガエタノ・スガラボットなど、多くのメーカーに影響を与え、モダン・ミラノ派の立役者の一人として評価されている。