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André Georges Richaume

Bow Maker  1905-1966
Mirecourt, ParisFrance

アンドレ・ジョルジュ・リショームは、母が弓製作者ヴィクトル・フェティークジュールス・フェティークらと兄妹だった。はじめミルクールのエミール・フランソワ・ウーシャのもとで製作を学んだ。1927年に兵役を終えた後、母型の叔父であるパリのヴィクトル・フェティークの下で働き始め、自身のウーシャ・スタイルの四角いヘッドを、全体的に力強い外観をそのままに、丸みを帯び調和の取れたモデルへと洗練させた。
 
彼はE.サルトリーの下で数年働いていたJ.フェティークと製作を共にすることもあり、この影響により四角いヒールプレートを採用した。また、ヒールプレートに2つのピンを埋め込むバザンの技術もしばしば採用している。
 
1932年にはパリに自身の工房を構え、品質の高いペルナンブコ材を用いて優れた弓の製作を続けた。1955年には国家最優秀職人賞を受賞し、偉大なヴィルトゥオーゾであるD.オイストラフも彼の工房を訪ねるなど、名実ともにフランスで最も優れた製作家となった。
 
彼はウーシャの工房における修行時代に、先人が残した数多くの良質な弓を見る機会を得ており、真贋鑑定の能力とともに高い修理の技術を持っていた。