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Giovanni Francesco Pressenda

Violin Maker  1777-1854
TurinItaly

ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダは、19世紀に於ける最も優れた製作者の一人であると共に、モダン・トリノ派の父とされている。かつて有力であった「プレッセンダはストリオーニの弟子」とする説は、両者の作風を比較すると関連性がなく、否定されている。現在では、1820年代初めにトリノににあるフランス系の工房で修行したとの説が有力である。
 
プレッセンダの初期の楽器にはフレンチスタイルの影響が強く見て取れ、19世紀初めにフランスで人気を博したストラディヴァリ・モデルを基にしている。1830年からは特徴的な長めのf字孔と深い赤色のニスなど、彼の独自性が強調されるようになる。スクロールに強く残ったセンターラインは、共通して見られる特徴の一つで、20世紀にはトリノ派のトレードマークとなった。1830年代の終わりには、ジュゼッペ・ロッカが弟子となり、製作を手伝った。

プレッセンダの弟子で最も著名なのは、ジュゼッペ・ロッカだが、プレッセンダの影響はその後も続き、20世紀を代表するモダン・イタリアン・メーカー、アンニバーレ・ファニョーラは、プレッセンダ・モデルで多くの偉大な作品を残した。

写真:Violin by PRESSENDA.Giovanni.Francesco, Torino 1835