■日曜・月曜定休
Closed on Sundays & Mondays
10:30~18:30
112-0002 東京都文京区小石川2-2-13 1F
1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
Tokyo 112-0002 JAPAN
後楽園駅
丸の内線【4b出口】 南北線【8番出口】
KORAKUEN Station (M22, N11)
春日駅 三田線・大江戸線【6番出口】
KASUGA Station (E07)
愛好家垂涎の的であるイタリアンワイン『スーパータスカン』をご存知ですか。とにかく美味しいワインを求め、最新鋭の技術を駆使しながら、ワイン法(1963年に制定)の伝統や格式の枠を超えて、自由な発想で造られた最高級のトスカーナ産ワインです。規格外のため、当初はテーブルワインとしてしか認められませんでしたが、その香り高く普遍的な味わいは世界中で賞賛されました。まさに『スーパータスカン』は、イタリアワインの歴史を変えたワイン界のマスターピース(傑作)なのです。
こうした『スーパータスカン』の由来にあやかり、既存の伝統や枠組みを超えて製作された、質の高い新作ヴァイオリンを、私どもは『スーパーモダン』と呼ぶことにしました。現在こうしたカテゴリーに属する楽器が世界各地で同時多発的に生まれています。インターネットの発展や学術研究の進歩などにより、ストラディヴァリウスやグァルネリ・デルジェスなどの名器にまつわる情報が手に入れやすくなったことも一つの要因ですが、オーバリン・ヴァイオリン・メーカーズ・ワークショップに代表されるような、かつては実現不可能だった、ハイレベルの製作家同士の情報交換や技術交流の場が定期的に開かれるようになったことも、こうしたムーブメントを後押ししています。
<参考動画>
Oberlin Violin Makers Workshop:https://vimeo.com/70135675
Brandenburg Violin Making Workshop : https://youtu.be/mbWBPAQrWKI?si=LSUWh3QwmLGpcWCd
オールド・イタリアンの名器はもとより、良質なアンティーク楽器の価格が高騰し、演奏家や愛好家の手に届かなくなってしまったことは、皆さん周知の通りです。さらに極端に進んだ円安が追い討ちをかけ、日本の奏者を取り巻く環境は非常に厳しいものだと言えるでしょう。こんな時だからこそ、「21世紀に自分自身で手にするべきヴァイオリン」を、奏者の皆様と一緒に考えていきたいと考えています。『文京楽器の弦楽器フェア2023』に是非とも足をお運びください。