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1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
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LUCCHI CREMONA

文京楽器は、2022年5月よりイタリア・クレモナの楽弓工房LUCCHI CREMONA(ルッキ・クレモナ)が手がけるヨーロッパ産高品質馬毛「LUCCHI SPECIAL」(ルッキ・スペシャル)の日本国内販売の総代理店となりました。既に多くの演奏家に愛好されている、ルッキ・スペシャル馬毛の販売をさらに広げてまいります。
そのほか、演奏家の腕の一部のように機能するルッキ・ブランドの現代弓「M.LUCCHI」(M・ルッキ)、ルッキ工房で工房長を務める堤一朗氏の手がける個人製作弓「ICHIRO TSUTSUMI」(イチロウ・ツツミ)の取扱にも力を入れています。

HISTORY ―マエストロ・ジョヴァンニ・ルッキについて―

LUCCHI CREMONAの創業者 ジョヴァンニ・ルッキ(Giovanni Lucchi, 1942-2012)は、コントラバス奏者としてイタリア国内外のオーケストラで活躍しておりました。当時イタリアには、楽弓作家が不足不足していたこともあり、彼は30年近くも弓の毛を自分で交換していました。
ジョヴァンニは、ボローニャのヴァイオリン製作者オテッロ・ビニャーミ(Otello Bignami)に弓製作の基礎を学び、1971年頃から楽弓製作と修理をより本格的に学ぶべく、スイスの楽弓作家、ジークフリート・フィンケル(Siegfried Finkel)のもとで研鑽を積みました。

ほどなくしてジョヴァンニの作る弓の評判はオーケストラ奏者や音楽家たちに広がり、彼のもとには弓の注文や修理調整の依頼が舞い込むようになりました。

1976年、クレモナに国内初の楽弓製作学校が創設され、ジョヴァンニはそこで教鞭を取りました。彼自身がプレイヤー出身だったこともあり、「良い音色」をつねに求めて研究に取り組み続け、伝統的な弓製作の分野に、最新鋭のテクノロジーを積極的に取り入れました。その結果、1981年に音響メーターである「ルッキメーター」で特許を取り、「美しい音」を奏でる為の倍音を割り出す"ルッキ・サウンド"が誕生したのです。

ジョヴァンニ・ルッキの楽弓作りに対する哲学、素材を選ぶときの厳格さ、そして最高のものを作り上げるためのあくなき精神は、彼の子ども達へと受け継がれております。

PRODUCTS ―取り扱い商品―

馬毛 LUCCHI SPECIAL(ルッキ・スペシャル)

マエストロ・ルッキの経験と知識によって見出された、ブロンド色の天然無垢の馬毛。漂白などの化学的な処理は行わず、自然な工程で洗浄しています。そのため、馬毛の持つ本来の強さと柔軟性が得られます。毛の太さは他の産地と比べて、もっとも太いのが特徴です。馬毛が持つ本来の弾力と引っかかりの良さがしっかりと残っており、超絶技巧の演奏でも毛が切れにくいと言えます。弦に食い込むようなひっかかりの良さと華やかな音色が得られ、ソリストや専門家を目指す学生におすすめです。