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Omobono Stradivari

Violin Maker  1679-1742
CremonaItaly

オモボノ・ストラディヴァリはアントニオ・ストラディヴァリの一人目の妻フランチェスカ・フェラボスキの六人の息子の内の一人。兄のフランチェスコとともに、父アントニオの工房で製作した。しかし、1690年代後半には、フランチェスコが父親の工房で活動していた一方で、一時的にクレモナを離れ、ナポリで過ごしていたようである。1700年頃には、クレモナに戻って再び製作に携わるようになった。
 
兄フランチェスコと同様に、技術や創造性に於いて父親と肩を並べる程では無いが、オモボノの作品は高く評価されている。彼のラベルが入った作品は大変希少であるが、その作風を見ると、高音域側のf字孔が低音域側のそれに比べ若干高く位置しているなど、1730年代以降のアントニオ・ストラディヴァリと共通する部分も多く大変興味深い。晩年のストラディヴァリ工房においては、オモボノは重要な働きを果たしていたと推察される。オモボノは、父アントニオの使用した型や道具を使って製作したと考えられるが、木材の品質、スクロール・f字孔・エッジワークなどに見られる細工の仕上げなど、その仕上がりにおいて父親の完璧さに遠く及ばない。