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Claude Charles Nicolas Husson

Bow Maker  1823-1872
Mirecourt, ParisFrance

クロード・シャルル・二コラ・ウッソンはミルクールに生まれ、同地でぺカットスクールの技術を学んだ。彼はF.N.ヴォワランJ.A.ラミーなど、多くの優秀な職人を教育し、19世紀後半に於ける、力強いぺカットスクールからより軽く洗練されたヴォワラン・ヴィヨームスタイルへの革新に貢献した。
 
彼の初期の作品は、力強いヘッドとシャンファー、立体感のあるフロッグ、シモンやメアーのスタイルと類似する美しい仕上げのスティックなどの特徴を持つ、ぺカットスクールを基本に製作されている。スタンプは「HUSSON」と押される。中期から後期に掛けては、オリジナル・ブランドの弓は製作せず、当時親交の深かったF.X.バザンの工房へ弓を納めていたと考えられている。
 
彼の息子であるシャルル・クロードがヴィヨームの下で働くためにパリへ移ってからは、ミルクールに於けるウッソンの名声は徐々に失墜した。一方バザンは製作学校を設立し、数多くの良質な弓の生産に携わることとなる。
 
彼は1872年に亡くなった。ミルクール、パリの弓製作者の良き指導者として、フレンチ弓製作へ大きな影響を与えた一人であるが、その功績は今日に於いてあまり知られていない。