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文京楽器工房長の岡本です。みなさんが最も良く行う修理メンテナンスといえば毛替えだと思います。本コラムでは毛替えについて語ってみたいと思います。

楽器の音は80%が弓のボーイングによるものだと言われる様に、楽器を弾く道具という範疇を越え、楽器と同列にその重要性が認められており、演奏家にとって重量・バランス等を加味し弾き易さを実現する弓を持つことが、良い音楽を奏でるために不可欠であることは疑いの余地がありません。 その弓に張る毛はどうでしょうか。


■毛の種類

毛は馬の尻尾毛であり、弓1本当たり150-200本程度を使用しています。毛質にはモンゴル産やフランス産等、その産地によって幾つか存在し、それぞれの太さや強さに違いが見受けられます。
モンゴル産の馬毛がもつキューティクルは、小さく細かいという特徴があり、毛と弦の摩擦がシャープで引っかかりが強いが、音量はそれほど大きくないという弾き味が感覚されます。比較的リーズナブルなお値段のため、コスト重視のお客様に愛用者が多いです。

カナダ産はモンゴルより太く強い毛質と大きく均等なキューティクルが、雑音少なくクリアな音色を作ります。均一性が高く繊細な表現に長けているといえるでしょうか。弦との摩擦抵抗は低く、弓が弦の上をスムーズに流れます。

シベリア産はカナダより細いが美しく、品質の高い毛質。適度な抵抗感があり、丁寧に音を掴みます。細い分、強いアタック等に弱いという側面も。室内楽を中心に活動するプロ奏者から高く評価いただいています。

イタリア産は徹底した餌の管理による放牧馬から採取される栄養分の高い毛による為、そのキューティクルは大きく弾力性に富むという特徴があり、なめらかで強い引っかかりと、大きい音量が感覚されます。オーケストラをバックにコンチェルトを演奏するプロ奏者に多く愛用いただいています。


■毛替え技術

各楽器店により毛替えの技術や工夫はそれぞれです。例えば、弊社毛替えの特徴のひとつとして、仕入れた馬毛をそのストレート・太さを職人が選定し揃え、なめらかな弾き味を実現する「上質」というサービスがございます。また、音量の増減を求める方々へ毛の量を調整するといったパーソナライズを行うことも、お客様と弓本体、そして技術者のコミュニケーションの中で実施しています。
弓毛を通して奏者の感覚が変化することにより、奏者自身の能力へ影響を与えることは事実であると思います。求める弾き味を毛替え職人にリクエストしてみることも、良い音楽を創るためのひとつのアイディアかも知れません。


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