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文京楽器工房長の岡本です。楽器の調整とは何か、ご存知でしょうか。一般的に音色の改善、すなわち音調整というと、魂柱調整をイメージされる方も多いことかと思います。

実際、魂柱のポジションや接地面の合わせを整えることは、音質改善においてとても重要です。しかし、われわれ修理職人はそれだけを行うのではなく、前提条件として楽器がどのように設計・製作されているか、現状のセッティングを正確に把握するところから始めます。


音調整について

楽器のセッティングと呼ばれる部分には、ネックの取り付け角度、弦長、駒の状態と設置ポジション、魂柱の設置ポジション、テールピースの取り付け位置など様々な見るべき項目があります。 これらを一つひとつ、見落とすことなくチェックしたうえで、個体としての楽器の特性を理解し、さらに演奏者の好みを反映した音調整を行うのです。

特にモダンやオールドと呼ばれる完成してから100年以上経過した楽器を調整する場合は修理に関する豊富な知識と経験を持っていたとしても、充分な注意を払って慎重に作業をする必要があります。 われわれ修理職人は、細部をくまなく点検すると同時に、総合的な考えを持って最適な修理方法を選択するのです。


形状と音の関係

時代や国、製作者によって弦楽器は形がさまざま異なります。 あくまで一般的にですが、楽器のアーチ(楽器のふくらみ)が高くなるほど、音色は柔らかく繊細になり、逆に低くなるほど音色は強く大きくなるといわれています。

もちろん、楽器のボディサイズや弦やフィッテイングパーツによっても条件は異なるため 一概には言えませんが、音調整をするうえで、楽器の形状からみて最適な選択を見極めるのも、修理職人の腕の見せ所です。 適切な調整を行えば、演奏者が気づいてない楽器の実力を引き出すことも可能な場合もあります。

演奏者のお好みを伺って実現することが我々の仕事ですが、もし自身の楽器が今、最適な状態なのかわからない場合は、修理職人におすすめを尋ねてみるのもよろしいかと思います。


調整の頻度

日本の場合は湿気の多くなる春と、乾燥期に入る秋の二回に行うと良いでしょう。それ以外には、何か衝撃を楽器に与えてしまった際やテンションの大きく異なる弦へ張り替えたタイミングなど、楽器に掛かる力が変動する機会に調整することをオススメします。

また、楽器の表面に松脂や汚れが付着し表板の振動が抑えられ、楽器の鳴りが悪くなることもありますので、汚れなどのクリーニングも重要な調整のひとつといえるでしょう。

調整とはどういうものか、ご興味を持っていただけたでしょうか。ご自身の楽器の調子が悪いので改善したい、定期点検を受けて最適な状態で演奏したいなど、ご要望があればぜひ文京楽器の工房をお訪ねください。みなさまに最適な解決策をご提案いたします!

参考文献:季刊ピグマリウス 第29号, 1990.4.1, 文京楽器製造株式会社発行, 3ページ


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