文京楽器ショールームにて展示中の楽器についてご紹介いたします。
12月10日(土)に行われた
第4回サロンコンサートのご報告です。
第1回目の開催から1年が経ち、今回で4回目。
今回は、”Christmas Salon Concert & Party”と題し、
店内もクリスマス仕様にいたしました。
3本立てのコンサートを行いました。
1.1700年代・1800年代・1900年代の
イタリアンバイオリン弾き比べミニコンサート
2.バイオリンデュオコンサート
3.立食パーティー
1771年からガダニーニは、彼の生涯で最も興味深い時間をトリノにて過ごすことになります。
トリノに移ったガダニーニは、新たなパトロンとなる人物、サラブエ候コジオ伯爵に出会い彼のもとで働くようになります。コジオ伯爵は、歴史上初めての高名なバイオリン・コレクターであり、歴史家でもありました。
この頃、コジオ伯爵はクレモナの巨匠アントニオ・ストラディヴァリの遺品を、息子のパオロ・ストラディヴァリから買い取りました。その中には、ストラドが使用していたバイオリンの型枠や工具も含まれておりました。
この出来事はすでに60歳になっていたガダニーニに、さらなる製作意欲をもたらしました。息子のガエタノ・ガダーニーニの手伝いを受けながら、彼はストラディヴァリの型枠を用いて新たなるモデルの製作に取り組みました。
1759年頃になると、ガダニーニはフェラーリ兄弟の恩恵を得てビッグチャンスをつかみます。それは、パルマ公爵のお抱え楽器製作家として働かないかという依頼でした。
GUADAGNINI, Giovanni Battista 1769 Parma “ex-Merter”
このころのガダニーニのラベルは、【CSR】という文字を組み合わせたロゴが印刷されるようになりましたが、これはCelsitude Serenisima Realis(His Serene Royal Highness)という公爵を讃える言葉を簡略化したものだといわれております。
一見すると人生の最高潮ともいえる環境ですが、残念なことにパルマ時代の作品は、先のミラノ時代のものと比べると評価が低いです。
ハイ・アーチで、楽器の中心に寄り気味なf字孔は、それまでの魅力的な作風から比べると退廃的・惰性的でさえあり、見劣りする部分は多いです。また材料のグレードも低く、ニスも若干暗く透明感に欠けるものとなってしまいました。
しかしながらガダニーニのパルマ時代は、1765年パトロンであった公爵の死によって終焉を迎えます。
次回はガダニーニの最期の滞在地トリノでの作品について触れたいと思います。

前回からだいぶ間があいてしまいましたが、引き続きガダニーニ展のリポートです。
1749年に入るとG.B.ガダニーニは、顧客のバイオリン奏者とチェロ奏者だったフェラーリ兄弟を頼ってミラノに移りました。ガダニーニにとって彼らプレーヤーとの交流は、より良い音色と弾きやすさを持った楽器作りのアイデアを与えたとされます。
GUADAGNINI, Giovanni Battista 1751-53 Milano “ex-Curci”
文京楽器第4回サロンコンサートの詳細が決定しましたのでお知らせいたします!
今回は、豪華3本立て!
その1 1700年代・1800年代・1900年代のイタリアンバイオリン弾き比べミニコンサート
オールド~モダンバイオリンの弾き比べです!
文京楽器ならではの企画ですね!
各年代のイタリアンバイオリンの音色をお楽しみください。
その2 バイオリンデュオコンサート
クリスマスメドレーなどを演奏予定です!
演奏は、前野咲希さん、巖埼友美さんにお願いしました!
その3 恒例の立食パーティー
お飲み物や軽食をご用意いたします。
出演者の方とお楽しみください!
定員30名様の完全予約制です。
お電話またはメールでお気軽にお問い合わせ・ご予約ください!
もちろん店頭でもご予約受付中です。
詳細は以下をご覧ください。
長きに渡ったミュージアム通信も、いよいよ今回で最終回です。
最後は、ストラディヴァリの死後について触れたいと思います。