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Dominique Peccatte

Bow Maker  1810-1874
Mirecourt, ParisFrance

ドミニク・ぺカットはミルクールに生まれ、美容師となるための勉強をしていたが、二コラ・ヴィヨームの勧めを受け、1826年にJ.B.ヴィヨームの工房で働くためパリへ移った。そこでJ.P.M.ペルソワに製作を教わり、一級の技術者となった。1836年にはF.リュポの工房へ移り、その2年後にリュポが亡くなると工房を継ぎ、弓製作に注力した。この時期は彼の黄金期といわれる。1847年にはミルクールへ戻り、弓製作と共にワイナリーを営むようになった。1872年には製作を止め、その2年後に亡くなった。
 
彼はペルソワとトルテのスタイルに影響を受け、ハチェット(マサカリ)型のヘッドを持つ弓を作り、その力強い操作性で高く評価された。非常に仕事が早く多作な製作者であり、直観的な感覚により製作に臨んでいたため、1本として同じ弓を作らなかった。彼の最良の作品はパリにて独立し働いていた時代のものとされているが、全製作期間を通して傑出した弓を作った。
 
多くのぺカット弓は「Vuillaume a Paris」スタンプが押されているが、スタンプ無しのものも少なくない。後期のものは「PECCATTE」「PARIS」と押されている。