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Pietro Guarneri 'of Mantua'

Violin Maker  1655-1720
MantuaItaly

ピエトロ・グァルネリ(マントヴァのピエトロ)は、グァルネリ家の祖アンドレア・グァルネリの長男である。1670年頃に父親の下で製作を始め、1680年初めにはクレモナを離れマントヴァに移った。彼の甥である同名の「ヴェネツィアのピエトロ」に対して、「マントヴァのピエトロ」として広く知られている。興味深いことに、彼はヴァイオリン製作者としてよりむしろ、ヴィオールとヴァイオリンの卓越した演奏者としてマントヴァへ移住した。マントヴァ宮廷での演奏に多くの時間を費やしたため、現存する作品は数が少ない。その大部分はヴァイオリンで、ヴィオラは一梃も知られておらず、チェロはたったの一梃である。
 
ピエトロは父親からアマティの流儀を継いだが、その父親アンドレアより細部の技術に長け、グァルネリ家に於いては珍しく、優美な外観を持つ楽器を製作した。装飾バイオリンも製作しており、グァルネリ・ファミリーの中でも最も優れた技術を持つだけでなく、アマティに匹敵する程の職人技を有していたと言える。後期の作品は、非常に美しい木材を用い、高いアーチで製作された。
 
残念なことに彼を継ぐ息子はなかったが、バレストリエーリカミッリを始めとする、後のマントヴァの製作家へ多大なる影響を与えた。