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Raffaele Fiorini

Violin Maker  1828-1898
BolognaItaly

ラファエレ・フィオリーニは製粉業を生業とするアマチュアのヴァイオリニストであったが、次第にヴァイオリン製作に興味を持つようになり、1847年にはタドリーニ兄弟から助言をもらうようになる。

1867年にボローニャへのPalazzo Peppoliで工房を構えると、その評判はすぐに広がり、工房は大いに繁盛した。そこで働いた製作家には、アウグスト・ポラストリジュゼッペ・フィオリーニチェザーレ・キャンディアルマンド・モンテルミチなど優れた者の名が多く挙げられる。彼ら以外にもラファエレの助言やモデルを教わったエミリア・ロマーニャ地方の製作家が多く存在し、後にフィオリーニのコンセプトや技術がエミリア地方を越え広まることとなる。

ラファエレ・フィオリーニはモダン・エミリア派の創始者であり、その特徴はこの派に属する多くの製作家に共通する。彼のヴァイオリンは非常に数が少ない一方、チェロは数多く存在する。

フィオリーニのモデルは伝統的なオールド楽器に影響を受けたものであると同時に、強い個性を放っている。彼の使用したニスは、黄金色(もしくは橙黄色)の地色に赤茶色が美しく塗られている。