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Louis Gillet

Bow Maker  1891-1970
Nancy, MirecourtFrance

ルイ・アンリ・ジレはナンシーで生まれ、直ぐにミルクールへ移り製作を学んだ。1906年から1911年にジェローム・ティボヴィーユ・ラミーの下で働いたのち、マルク・ラベルト工房を経て、1930年頃にディジョンの南に位置するシャロン・シュル・ソーヌにて自身の工房を構えた。彼は多くのヴァイオリンショップや工房へ弓を納めており、これら初期の作品には"LAVEST"スタンプが押されたものが多く存在する。

1934年には、ユージン・サルトリーのアシスタントとして働いていたジュールス・フェティークの後任としてサルトリーの工房に入った。その頃よりサルトリーの影響を強く受けた作品を作るようになり、サルトリーが亡くなる1946年まで共同製作を行い、大きな成功を収めた。ジレのサルトリーの技術に感化され製作した弓は、ヘッドの丸みが強く、スタンプはスティックの両サイドに刻印されている。

後期の作品は角張ったヘッドと力強いフロッグをもつ、ペカット・スタイルを採用している。1950年から1960年に掛けて製作された弓はとくに美しく、金や象牙、鼈甲をあしらったものが多く存在する。