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Celeste Farotti

Violin Maker  1864-1928
MilanItaly

セレステ・ファロッティ(元々はファロットが正しい。しかし彼の名前は誤記によりファロッティに変更された)は、1864年にオリヴォラ・モンフェラートの小さな農家に生まれた。

1895年、彼が31歳頃よりヴァイオリン製作に関心を抱くようになる。アマチュア製作者としてしばらくのあいだ活動をした後、ミラノへの移住を決意した。彼は1900年には修理、販売、製作を手掛ける自身の工房を構え、非常に短期間で成功をおさめた。1906年頃までに兄弟のサルヴァトーレが工房に加わり、楽器製作の大まかな下作業を手伝った。また第一次大戦後には、甥のセレスティーノ、アルフレッド・ラニーニらが工房に加わり、数多くの楽器を生産するようになった。

彼はトリノ派のプレッセンダロッカの作品を好んでおり、そこに独自の感性を加えたモデルを基本に製作を行った。また、その他の製作家の精緻なレプリカも製作することもあった。彼自身のラベルが貼られていない作品もしばしば存在する。フラットアーチや縦に長く掘られたf字孔、黄金色もしくは鮮やかな深い赤色のニスが彼の楽器の特徴である。木材の質は良く、非常に良い材料のものはレプリカ作品にみられることが多い。

写真:Violin made by FAROTTI.Celeste, Milan1903