弦楽器メルマガ
BG Newsletters 配信中!
BG Newsletters に登録する登録する

日曜・月曜定休
Closed on Sundays & Mondays

10:30~18:30

112-0002 東京都文京区小石川2-2-13 1F
1F 2-2-13 Koishikawa, Bunkyo-ku,
Tokyo 112-0002 JAPAN

後楽園駅
丸の内線【4b出口】 南北線【8番出口】
KORAKUEN Station (M22, N11)
春日駅 三田線・大江戸線【6番出口】
KASUGA Station (E07)

メーカー辞典

SEARCH

半角英数字のみ/空欄可

Gioffredo Cappa

Violin Maker  1644-1717
SaluzzoItaly

最近まで、ジョフレッド・カッパはエンリコ・カテナーリの弟子であると考えられていたが、現在の研究により疑問視されている。彼の作品から明らかに分かることは、当時の優れた製作家であったアマティの影響を強く受けていたということである。19世紀には、彼がアマティの弟子であったと考えられる様になったが、これはカッパの楽器にアマティのラベルが頻繁に貼られていたことに起因する説である。
 
彼の初期の作品は、当時のオランダ、ベルギーのスタイルに見られる様に、裏板にアウトラインに沿った溝が掘ってあり、そこに側板がはめ込まれてセットされている。後期の作品は、クレモナ派に影響を受けていることは明らかだが、作品の完成度の面でクレモナ派と同等に達したものは稀であった。
 
晩年、スピリト・ソルサーナジョヴァンニ・フランチェスコ・チェロニアーティの2人と共同製作を行っていたという説は、カッパのスタイルと類似性が若干みられるものの、確たる証拠は見つかっていない。
写真:Violin made by CAPPA.Gioffredo, Saluzzo ca1700