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Giuseppe Lecchi

Violin Maker  1895-1967
GenoaItaly

ジュゼッペ・レッキは木工職人の家系に生まれ、自身も第一次大戦が終わる頃までは家具作りを生業としていた。1923年にチェザーレ・キャンディの弟子となり、6年間は徒弟として働いていたようだが、すでに修業期間中から卓越した才能を発揮しており、師匠からの厚い信頼を得て製作を手伝っていたようである。キャンディの他界後、1933年にジェノヴァに工房を構え、ヴァイオリンやギター、さらに弓にいたるまで幅広い楽器製作に従事した。1949年にはジェノヴァ市が保管している、かのパガニーニの愛器であったグァルネリ・デルジェス1743年製”Cannone(カノーネ、カノン)”の公認修復士に就任した。彼はその際、カノンの精緻な図面を製作し、のちに自身のヴァイオリン製作に活用した。

彼の製作技術はジェノヴァスタイルに基づいているが、伝統的なクレモナ派作品を楽器モデルに採用しており、正確で調和の取れた名作を生み出した。ニスはたっぷりと厚みがあり、明るい黄金色から深い橙赤色まで幅広い色彩感をもって塗られている。楽器には"G. Lecchi Genova"という焼印が押してあり、ラベルは3種類のデザインが存在する。

写真:Violin made by LECCHI.Giuseppe, Genova 1935