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私のパートナー選び × 永峰高志様

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「大切なのは『本物を選べば必ず良い音がする』という考え方ですね。『良い音がするから本物』ということではない。きちんと調整さえすれば、本物は必ず良い音がするんです。」

    器選択で最も重視するポイントは何ですか?

「大切なのは『本物を選べば必ず良い音がする』という考え方ですね。『良い音がするから本物』ということではない。きちんと調整さえすれば、本物は必ず良い音がするんです。音楽面でも、本物を使うと自分の思っていることがきちんと伝わります。」

    知人やお弟子さんから簡単な楽器選びのアドバイスを求められたら何を言いますか?

「自分の弟子であれば、コンディションが良い楽器を持たせたいので、候補としてはモダンが中心となりますね。コンディションが悪い楽器は調子が安定しないので、そうした苦労をさせるのは可哀想です。もちろん予算との兼ね合いなんですが、限られた予算の中で考える場合は、(古くてコンディションの良い楽器は非常に高価なので)古さよりもコンディションを優先するようにアドバイスしますね。」

    楽器は一挺一挺性格が異なり、いざ選ぶときもほとんど一期一会となります。このように限られた選択肢から、良い楽器を選ぶポイントはありますか?

「それは結局『縁』ですよね。今の楽器とは、たまたま先輩と一緒に文京楽器さんに伺ったときに出会いました。もし、その時先輩について行かなければ、今この楽器を使っていないかもしれない。感覚的にピンときた場合は、それを大切にした方が良いと思います。良い『縁』を引き寄せる可能性を高めるには、楽器屋さんとの信頼関係を作り、お任せするのが効果的だと思います。」

    コンクールや試験が差し迫っている等、期限がある場合は如何でしょうか?

「期限がある場合、十分に納得できる選択をするのは確かに難しいですが、今使っている楽器よりランクが上の楽器を入手することはできると思います。」

    楽器の音をチェックする際のポイントはありますか?

「ホールで試奏すると良いという話がありますが、実は一挺だけをホールで弾いてもよくわからないものなんです。ホールの音響が良ければ綺麗に聴こえてしまいますし。ですから、ピアノ伴奏やカルテットなど、他の楽器と一緒に弾いて、周りより音の出方にスピード感を感じるかどうかをチェックします。良い楽器は、合奏をした時にシュッと音が通ります。

 そういう音のする楽器は、アウトラインやアーチのきちっとしているものなんです。つまりは、繰り返しになりますが、本物であれば良い音がするということになります。本物というのは、楽器全体の構造が『良い音がするように出来ている』と評価の固まった楽器のことですから。しかし、本物の中でも多少、アーチの出来や、コンディションにより差はありますから、そこをチェックすると良いでしょうね。」

    まず本物を選ぶこと、次に音・コンディションというお考えでしょうか?

「そうですね。本物を選ぶことを第一に考えた方が良いと思いますね。楽器が本物なら音は楽器についてくる。コンディションについては、例えば表板と裏板が違う(筆者注:=コンポジット、別々の作者の部品を組み合わせている楽器の総称)など、怪しげなものもありますが、作者のランキングがはっきりした完品を選んだ方が良いと思いますね。もちろん傷や割れも少ない方が良い。(コンポジットやコンディションの悪い)バサバサの楽器は、仮にその時点で音が良くても、長い目で見れば良いことはありません。」

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